物欲というか性能限界というか - Douglas.Dourg.の日記(と言うより雑記)
の宣言から約1年...
6年使い続けていたThinkPadT440sから、遂にThinkPad X1 Extreme(2019)を購入しました。
— Douglas.Dourg.@猫耳之欠片 (@DouglasDourg) October 30, 2019
スペック
スペックは以下のような感じ。
ThinkPad X1 Extreme(2019) | ThinkPad T440s | |
---|---|---|
CPU | Core-i5 9300H@2.4GHz(4C/8T) | Core-i5 4300U@1.9GHz(2C/4T) |
メモリ | 16GB (DDR4-2666) | 12GB (DDR3L-1600) |
GPU | GeForce GTX 1650 Max-Q(4GB/GDDR5) | GeForce GT 730M(1GB/GDDR3) |
Display | 1920x1080(15inch) | 1920x1080(14inch) |
Disk | SSD(PCIe NVMe) | HDD(SATA)→SSD(SATA)へ置換済 |
CPU
最低ランクのCore-i 9300Hを選択したのだが、あまり性能が高くても消費電力が増大するだけなのと、現在のintelのアーキテクチャーは、4コアを超えるとあまり性能が芳しくないと言う話もあるので、敢えて4コアに留めた。
それでも、4世代→9世代、超低消費電力版(Uシリーズ)→ハイパフォーマンス版(Hシリーズ)、クロック:1.9GHz→2.4Gz、2C/4T→4C/8T、Haswell→Coffe Lake、と性能向上は約束されている。
メモリ
とりあえず、16GB(8GBx2)を選択。
T440sの頃は、4GBが基板直付け、8GB拡張の非対称構成だったため、デュアルチャネルではなかった。
レイテンシは考えないものとしても、約3.3倍高速。
(周波数だけでは約1.66倍だが、シングルチャネル→デュアルチャネルで2倍高速と計算)
GPU
変更はできないので選択肢は無し。
700M→800M→900M→10系→16系(20系廉価版)と4世代スキップ、アーキテクチャもKepler→Maxwell→Pascal→Turingと3世代、VRAMも1GB(GDDR3)→4GB(GDDR5)と、大きく向上している。
ディスク
ThinkPadT440sの購入当初はHDDだったが、【悲報】メインPCのHDDが逝く - Douglas.Dourg.の日記(と言うより雑記)
この時点でもかなり高速化したのだが、今回はSATA版SSDからPCIe NVMe版SSDなので、更に早くなりそうな予感。
開封の儀
ケース類
外箱はすごくコンパクト。(比較対象はお約束のダグラスさん名刺)
前回は結構大きめのケースに入っていたので、小ささに拍子抜けした。
上から。
名刺サイズと比較しても、かなり薄い。
中身はこんな感じ。
発泡スチロールで浮かせている内箱とスペーサーと思われる段ボール。
内箱もかなり小さいので、ほぼ本体サイズと思われる。
スペーサーと思っていた段ボールは、ACアダプターと有線LAN接続ケーブルだった。
想像通り内箱内一杯に本体がすっぽり収まっている。
本体の下は、各種書類が納められた領域と細長い領域。
細長い領域は、多分タッチパネル式のUHDモデルで追加できるLenovo Penの格納領域と思われる。
本体外観
本体は、とてもマットは仕上がり。
左上にX1のロゴ、右下にThinkPadのロゴ。
右下ロゴの【i】の赤い部分は、電源投入すると光ります。
ThinkPad X1 Extreme(2019)(上)とThinkPadT440s(下)の比較。
ThinkPad X1 Extreme(2019)の方が一回り大きい。
重ねてみた。
縦横ともに広がっている。
本体左側の端子類。画像上が手前、下が奥。
奥から、電源入力、USB3.1(Type-C)×2、HDMIポート、有線LAN出力ポート、ヘッドフォンジャック
本体右側の端子類。画像上が奥、下が手前。
奥から、USB3.0×2、SDカードスロット
開いたところ。
かなり余裕のあるレイアウト。
ボタンが独立式に戻っているので、うれしい限り。
指紋認証は、スライド式からタッチ式に変わっている。
とりあえず、分解。
本体裏のネジを緩めたら、裏から底カバーをそのままパカリと開ける感じ。
メモリとNVMeが2スロットあるので、拡張性はかなり高い。
NVMeは、RAID0とかRAID1が組めるらしい。
バッテリーはリチウムポリマーで、全体の3分の1を占めていた。
ThinkPadT440sのACアダプター(左)とThinkPad X1 Extreme(2019) (右)との比較。
一回り大きくなった感じがする。
使用感など
ベンチ
とりあえず、FF14漆黒のヴィランズのベンチマークを回してみた。
約10倍
フルHDで平均50fps以上なので、地味にPS4以上のパフォーマンスが出ているぞ...
ついでにローディングタイムを比べてみたら...
ThinkPad X1 Extreme(2019) | ThinkPad T440s | |
---|---|---|
シーン#1 | 2.013sec | 6.061sec |
シーン#2 | 4.458sec | 13.245sec |
シーン#3 | 4.931sec | 13.222sec |
シーン#4 | 3.462sec | 9.816sec |
シーン#5 | 2.005sec | 4.968sec |
合計 | 16.869sec | 47.312sec |
約3倍高速
SATAからNVMeに変わった威力は高い。
キーボード
キーボードのフィーリングは、いつものThinkPadのキーボード。
12inchモデルのように、右端のキーがわずかに小さくなることもなく、ThinkPadT440sの頃と同じようにタイピング可能。
トラックポイント他
トラックポイントはそのままだが、スライドパッド一体型ボタンが不評だったようで、スライドパッド上部の独立ボタンが復活。
いつもの感覚で操作できるようになった。
雑感
死ぬほど快適。
特に、FF14を高品質フルHDで快適に遊べるのは特筆すべきである。
開発でも、これまで以上に快適に動作するし、仮想マシンを2つ同時に立ち上げてもビクともしない。
問題点
有線LANを使用するには、外部コネクタを接続する必要がある点が問題となるかな。
無線LANも高速なってきて、あちこちの店でも無線LAN接続サービスを提供されるほどにはなってきているが、有線LANの安定性には一歩劣る。
VAIOは薄型PCでもこんな感じで本体側にポートを搭載しているので、できればそのようにしてもらいたかったところ。
また、価格がかなり高額になる。
マウスコンピューターだと、同レベル以上のスペックを半額以下出していたりする。
総評
問題点の有線LANコネクタの件を除けば、非常に完成度の高いノートPCと言える。
値段も高額だが、それ以上の価値を見出せるかがポイントとなるだろう。