MGS4

PS3反撃開始本格始動なタイトルで、小島監督渾身で最後のディレクターとしてのメタルギア作品。

【全体】
・次世代機クオリティ
単なる物量だけでなく、戦場の雰囲気をしっかりと出している。
若干テクスチャが荒い部分があるとか、影の品質が今ひとつな部分以外は、素晴らしい。
ミッションブリーフィングのリアルタイムデモシーンなんかもを、メタルギアMk.IIを自由に移動させて、シーンを別角度から見る事が出来たり、別室にいるサニーの状況が把握できたり(卵を焼いていたり、PSPMSXコレクションをプレイしていたり)スゲー楽しい。
しかし、Mac多いなMac(笑)


・全てのミッシングパーツを繋げるシナリオ
MGS3→MGPOps→MG→MG2→MGS→MGS2MGS4
の間をしっかりと繋げている。
過去の作品を知っていると、よりよく楽しめる。


【笑える箇所】
・シリアスな場面で気力ゲージが表示されて、なおかつ減る。
ナオミ「あなたの体は、もってあと半年」
ガーン、キュルキュルキュル〜(気力ゲージ減少効果音)
ナオミ「○○化するまで後三ヶ月」
ガーン、キュルキュルキュル〜(気力ゲージ減少効果音)


・BB部隊の皆さんの胸にはゼリーが詰まっている。
アレは絶対、DOAの様にボーンを仕込んで揺れさせているんじゃなく、物理演算でやってる
本体の動きが止まっても、直ぐにプルプル(Not プルンプルン)振動が止まらない(物理演算系でよくある、振動が収束するまで時間がかかる現象。)
中に固体じゃなく液体に近い物質が詰まっている感じ
つまりゼリー。


・インストール中に煙草に関する注意事項が表示される。
インストール中は、スネークが煙草を吸うのですが、煙草に関する注意書きが途中で表示されて噴いた
丁度灰を落とす所に合わせて、

煙草の灰、吸殻は灰皿へ。
喫煙マナーを守りましょう。

とか、パッケージに書いてある例の文章が表示されたりしていた。


・過去の作品のオマージュを本人自らがやったりする。
リキッドスネーク。アンタだよアンタ。


・最後は拳で語る、青春メロドラマ。
そのまま夕日を背景に互いに倒れた状態で
「ふっ、お前のパンチ、結構効いたぜ。」
「お前のもな。」
とか語り合いそうな雰囲気。


【残念な所】
・強制的にムービーを見るしかない仕様。
ムービー中に発生するフラッシュバック回数により、ACTのクリアポイントが増える仕様。


MGS4のテーマ的ゲームとしてはACT2で終わった
「リアルな戦場」と言うテーマを掲げていたが、ACT2までで終了。
それ以降は、これまでのMGSに物量を増やしただけ。


・分割インストール
初期起動時のインストールは良いとして、ACTを変更する毎に2〜3分のインストール時間あり。
何故に一括インストールしてくれないのか......
まさか、一括インストールすると、20GBモデルの容量を一杯に使ってしまう....とか?


・銃を構える時の方向は、カメラ方向を強制
カメラ手前方向で銃を構えたら、普通はスネークが向いている方向に銃を構えるはずなのに、何故かカメラが向いている方向に向き直って銃を構える。
これが一番不可解で違和感があった。


・影
通常のシャドウマップを使っているようで、カメラが近いと、ジャギーが目立つ。


・乗り越えられる段差の高さが酷い
腰の位置より高い段差は、登れない。
モンハンみたいにとは言わないが、せめて手が伸ばせば届く段差は登る事が出来た方が....


・ローディング
モンハンみたいな、マップ毎にローディングが入るタイプでシームレスローディングは無し。
但し、モンハンみたいな小さいマップではなく、読み込まれるマップはかなり大規模な広さな上、ローディング自体はさほど長くないので、モンハンで感じた「早くしろー」的な感覚は余りなし。