ロストレグナム(PSP)

ロストレグナム ~魔窟の皇帝~ - PSP

ロストレグナム ~魔窟の皇帝~ - PSP

大分を探し回って全然無かったので、S3.さんに買ってもろたw
感覚的には、(ディアブロ+ローグ+3D)÷3と言った感じか?


ムキムキマッチョのハイランダー、二刀流クールガイのグラデュエーター、むちむちおねぇさまのダークサーチャー、幼いスナイパーのアマゾネスの4キャラ。
魔術系のキャラが居なかったので、少しショボーンとしたが、とりあえずアマゾネスを選択(オヤクソク)


プレイして感じたことは、惰性的で無駄な要素をトコトン排除しまくっている。


まず、一般市民の会話など一切無し。
設定自体が遺跡跡地と言う事で、一般人自体が入ってこない設定と言うのもありそうだが、
拠点となるキャンプには、本当に隊長さんと合成屋さんと精錬やさん以外、話せる人が誰も居ない。
「必要な情報は与えた、後はゲームをやれ」と言う開発者の思い切りの良さは素晴らしい。


次に、お金の存在が全く無いと言う事。
殆どのアイテムをダンジョンから入手した物から作り出すという、何とも分かりやすい。
どんなゴミアイテムもアイテムトレードや合成の素材として使えるため、なかなかゴミが出ない。
お金の要素を排除する事により、アイテム入手はダンジョンのみ、使い所をアイテムトレードか合成に使うかの2つに絞らせて、「ストイックにアイテム収集しなさい」って所か。
ダンジョンに向ってとにかく敵を倒しまくって潜って(登って)アイテム拾いまくり、キャンプではトレード合成に勤しむ、と言う非常にメリハリが効いている。


とは言え、力を入れている部分はしっかり注力している。
まずはゲームバランス。
基本的に全ての攻撃にディレイがかかっており、状況に応じたコンボでスピーディーに攻撃を繰り出す点は、モンハンっぽい。
敵の攻撃モーションはややオーバーアクション気味で避けやすそうだが、集団で来られるとかなりキツイ。
後は、敵それぞれに感知能力が備わっており、視覚・聴覚・熱などの発生源に対して攻撃を仕掛けてくる。
例えば、ネズミ系のモンスターは熱感知で、熱源に対して攻撃をしてくるが、周囲に人型の敵キャラが居るとその熱に反応して攻撃を仕掛けてくる。
当然、敵キャラは反撃するので、敵キャラ同士でドンパチを始めたりする(笑)
で、その熱感知は、死んでいるゾンビ系には反応しないなど、なかなか凝った演出をしてくれる。
人型だと視覚感知のようで、後ろから忍び寄ると一方的に先制攻撃が出来る。


合成システムもなかなか面白い。
基本は、ベース素材に別の素材を掛け合わせ、ベース素材を強化(弱化)する。
武具には3つのパワーゲージが存在しており、ベース素材と合成素材の掛け合わせ方により、この3つの数値が上下する。
そしてこのパワーゲージのいずれかが0か20に到達すると、祝福と呼ばれる付加効果が付くことになる。
3つパワーゲージがあるので、最大3つの祝福が得られる。
但し、合成後にいずれかのパワーゲージが0未満か20を超過する様な合成は出来ない。
如何にしてパワーゲージを0か20にする時点で効果的な祝福が得られるかが鍵となる。
この合成がなかなか重要で、合成しておかないと、後半シナリオが雀の涙ほどのダメージしか与えられなくなる上、ダメージが半端なく大きくなる。


物語とかに感動したいとか、スゲーグラフィックが見たいとか、クリアしたら終了とか、そう言うライトユーザーには向いていません。
ストイックにプレイをするヘビーゲーマー向けです。