前途は明るいAMD/Atiのロードマップ(但し順調に行けば)

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20091112_328392.html (PC watch)
・CPU
K8/K10に次ぐ、完全新規の次世代マイクロアーキテクチャ『Bulldozer』が、2011年に登場。
2コアを融合させて、浮動小数点演算ユニットや命令デコーダなどのリソースを2コア/スレッドで共有する形になるそうだ。
intelHyper-Threadingとことなる所は、1コア全体を共有するのではなく、ベビーな使われ方をするロジックについてはそれぞれのコア専用に持っている点。
CPUの用途としては、整数演算ユニットの方は浮動小数点演算ユニットよりもヘビーに使われる事が多いらしいので、
整数演算ユニットは各コア専用、浮動小数点演算ユニットは共有という感じにした。
(8086系ロジックは専用、8087系ロジックは共有って感じか。)
コア数は、この1モジュール(Bulldozer Module)で2コアと数えるみたいなので、4コア〜8コアと言う事は、2モジュール〜4モジュール構成って事か。
リニアにコア数を増やすintelに対して、AMDは必要最低限のロジックだけ増加させる方向性なのかな。
発想は面白そうだ。


・Bobcat
Atom向けの省電力CPUの情報が公開。
AtomはIn-orderだったが、Bobcatは最近のVIA系と同様のOut-of-orderを採用する様なので、クロック性能はBobcatの方が上になりそうだ。


・Fusion
Llanoと言うコードネームの様だ。
CPUコアはK10系を4コア、GPUはDirextX11ベース(R800コアかな?)となる。
2009年段階での最新コアをベースに作られているみたいだ。


GPU
R800の最上位Hemlock(RADEON 5870のデュアルGPU)を来週にも発表するようだ。
来年早々にメインストリーム(Redwood)とバリュー(Cedar)向け、モバイル向けのR580コアも登場するみたい。


ここに来て、一気に情報が公開されたという事は、比較的に順調に推移していると見て良いんだろうが、AMDは順調に行く事が稀なのでどうなんだろう?w