Longhornの売りとして挙げるとしたら?

WinFSの実装の延期、そしてAvalon/IndigoのコンポーネントをXPと2003Serverに提供。
Longhornの売りとして挙げられた3大柱が失われた今、MSはLonghornの新しい売りとなる部分を探す必要が出て来ている。
○弩派手なインタフェース
ブゥンとアニメーションしたり、ぼかしエフェクトを掛けながら表示消去されるウィンドウなど、見た目が派手になる。
ただ、これが今までの何が変わるのか?と言われると、見た目が変わるだけで、操作方法自体は、今までと変わらないでは、押しが弱い。
Windows95の革命は、キーボードと文字ベースが主流だった作業が、画像とマウスが主流となる事による直感的な作業に移る物だった。
これぐらい革新的な出来事かと言われると、微妙としか答えられない。
逆にウザがられて、機能を切られる可能性もあるかもしれないし、DirectX9.0が前提となると言う事は、相当高性能なVGAも必要となる。


AMD64EM64T等、x86-64拡張命令に標準で対応
残った売りとなるべき物はこれぐらいだろうか?
OSに限らず、今後発売されるアプリケーションが必要とするメモリ量が多くなる事は目に見えている。
特に、初心者ユーザーに対して分かりやすいと言う事を追求すれば、自ずから絵(アイコン)や音声ナビゲーションなどを利用する事となり、それらの情報を蓄えるメモリ容量(HDD容量)もより多く必要となるだろう。
だが、そこまでアプリケーションが巨大化するのだろうか?
現時点で、WindowsXPでも512MBもメモリが載っていれば、大抵の事は出来る。


○マウス・キーボードに変わる入力装置の標準化
一応、Windows95の登場で、マウスベースな操作(GUI)になったものの、文字の入力は、未だにキーボードの操作が主流だ。
だが、キーボードの操作に慣れないと言う人も居るはずだ。
そこで登場するのが、手書き認識機能……詰まる所TabletPCだ。
タブレットで文字を書けば、自動的に文字へと変換してくれれば、キーボードになれない人でも、直感的にパソコンを操作できるようになるだろう。
音声入力に関しても捨て置けない機能だ。マイクに向かって文章を述べれば、そのまま文字が入力されていく。
現時点で最も手軽な文字入力手段だろう。
ただ、ファイルの移動やグラフィック描画など、言葉では言い表せない・表現しにくい操作は残るのは確実。
ここはタブレットを使う様にすれば良いだろう。
最終的には、タブレット&マイクで全ての操作が出来るようになるのが、現段階での究極のインタフェースとなろう。


これだけの物をプログラミングするとしたら、相当大きなプログラムになるのは必然的で、となると、これが先のメモリ増量を促し、最終的にAMD64/E64Tの推進にも繋がる。


なんて書いてみたが、これが現実になる事はそう簡単な事じゃないよなー。