WindowsVistaの延期

やっぱり、きついんですよ。
これだけ大規模な無駄な機能を付けるとなると……。
まぁ、分かり切っていた事なんですが。

ただ、この延期はかなり広範囲に影響を及ぼすでしょうね。

・先行提供されるボリュームライセンスと一般販売されるパッケージ品の2ヶ月のブランク
2ヶ月は、短い様で結構長い。
この間に、トンでもない不具合が発生しないとも限らない。

・年末商戦に製品を販売する為、1ヶ月前後での検証はスケジュール的に非常にタイト(と言うかブッチャケムリ)
11月というのは非常に微妙な位置だ。
12月の年末商戦に向けて製品を出すとしたら、遅くとも12月頭までには製品の検証を終えて、生産を始めておかなければならない。
付属ソフト?何ソレ?食えるのか?なホワイトボックスやBTOのみのメーカーは、何とか年内にVista対応PCを出せそうですが、その他のメーカーはムリでしょうなぁ。
11月末日とか言われた日には、もうお手上げ。
(開発途中版でも検証は出来るが、あくまで製品としての検証はRTM*1したものじゃないと信頼性は取れないでしょう。先出しとかは、多分あり得ない。)


延期した事で、品質的に向上しただろうが、他企業の損失そして信頼の失墜は大きそうだ。
(XPの時は発売を優先したが、発売日当日に20MBのパッチがアップロードされたねぇ。)

*1:Release To Manufacturing=製造工程向けリリース。要はこの状態のデータで製品をプレスする。