日本郵政公社とクロネコの戦い

色々と衝突しまくっているようですが。
「まだ民営企業ではないのに競争だなんておかしい。」ってな感じで食いかかるクロネコ側に対して、「ユーザーにメリットがあるんだからいいじゃ〜ん。」と言う公社側。


公社側が上手く避けている答え方をしているのだが、ヤマト運輸が言いたい事は「国営企業と民営企業が競争したら、民営企業が負けるに決まっている。」と言う事。

    • 郵政公社の施設・配達ネットワークは全て日本国が血税で作った。

つまり郵政公社は0円で全国津々浦々の施設・ネットワークを手に入れたのに対し、ヤマト運輸はそれらを全て自らの力で開拓していった。

    • 公社=特殊法人、色々な面で免除を受けている

公社
(1)政府の全額出資による国家的事業経営のための特殊法人
(三省堂提供「大辞林 第二版」より)
特殊法人と言う事は税金が一部免除されたり、色々と国からの優遇を受ける事が出来る。
つまりこの点に置いて、一般企業であるヤマト運輸からすると、異論があるわけだ。


象と蟻の戦いという比較は、合っていない。
(多少ムラはあるが、企業としての規模は同程度)
丸裸で重りのある足枷のある人と重火器と防護服で完全武装した人との戦い。
(この比較も微妙かもしれないが、象と蟻よりも今の状況を表現出来ていると思う)