アウトレイジ

笑ってしまうほど痛々しいと言われていた割には、そうでもなかった。
歯医者のアレと、防波堤にある鉄柱に紐を硬く結んで、反対側に車の中で首を括らせて、そのままトップスピードで発進するヤツくらいか?
それ以外は、普通な感じのヤクザ映画だった。


まぁ、確かに13人全員悪人だったね。
全員が悪人であり、主人公に焦点をあてたストーリーじゃないため、一人に感情移入しにくいかもしれないが、一つのヤクザの組織内の混乱内での各人の心理描写は巧く表現していると思う。


ビートたけしだけ、他の12人とは若干異なり、漢気に溢れた役で、組員が彼を慕っているのはみて取れた。
(まぁ、最期に親を殺してしまうけど。)