仮説思考のススメ

http://executive.itmedia.co.jp/hensyubu/archive/46/0 (ITmediaエグゼティブ)
「まず情報収集ありき、実際の作業は2の次」ではなく、「まず終着点として仮説を立てて、それに対して情報収集を行う。」方が結果的に効率が良くなり、質が高いモノが得られるって考え方らしい。
理由として、
・情報の洪水に溺れなくて済む。
・スピードアップが図れる。
・他人に状況がよく見える。
が挙げられるそうだ。


記事を読んでいて「フーン」と思っていましたが、よくよく考えてみたら、実は無意識の内に実践している事に気付いた。

仕事でも何でもだが、私が何らかの作業を行う場合、

1.作業目的に対して解決の方向性を立てる。
2.方向性に対して、それを実現する為の情報を収集する。
3.実際に実装してみる。
4.思い通りに行ったらラッキー。
巧く行かなければ、方向性の修正を行い2.に戻る。

ってな感じで作業をしています。


仕事柄・また趣味も含めてですが、良くパソコンやPCパーツの購入相談を受けます。
その際に私が必ず相手に問いかけるのが

「で、最終的に何がしたいの?」

って点です。
これが明確になっていないと、相談者に不釣り合いなスペックを見積もったりして、スペック不足で不満をこぼしたり、逆にスペックが高すぎて高い買い物になってしまったりと、相談者が損をするからです。
なので、必ずこの点を相談者に問いかける様にしています。
最初に終着点を設定して話を進めるって事で、これもある意味仮説思考ですね。


と言う感じに、私の経験も含めて、この仮説思考は確実に効果があると思います。


但し、この仮説には落とし穴が待っています。
仮説思考の終着点が「本人の思い込み」となっていたら、元も子もない。
乱用には注意。