かりん

吸血鬼モノなのですが、ヒロインである「真赤かりん」は吸血鬼一族の娘なのですが、血が増える「増血鬼(造語)」で、定期的に人間より血を摂取するのではなく、血を分ける事で生きながらえている娘です。
んで、血を注入しないとどうなるかと言うと、段々体内に血が溜まっていって.....最後は、豪快に鼻血ブーと言うギャグマンガです。


単なるギャグマンガか〜?と思っていたのですが、設定はかなりシリアスで重い。
そんな増血鬼かりんな訳ですが、普通に日光に当たっても平気なので、吸血鬼の特性を持つ家族とは余り会話が出来ない上、人間の世界でも自分が吸血鬼の一族である事なんて口が裂けても言えないと言う板挟みの状態が、吸血鬼として覚醒した中学生から高校1年生までの数年間続きます。


その状況が一変したのが、雨水健太と言う転校生の男の子の存在。
色々とすったもんだありまして、人間としても増血鬼としても初めて気軽に相談する事が出来る相手となり、そのまま惹かれていくと。
その辺のシリアスな人間模様や、かりんと健太の激甘赤面ラブコメとか、読んでいて楽しい。
弟にも薦めてしまったぜ.....
若干絵が?な箇所もありますが、許す。