百分率って便利だね

某ニュース番組での米国産牛肉の話。

輸入停止前までは、日本産・オーストラリア産・米国産がそれぞれ3割強(30%強)だった。
輸入停止後の現在は、日本産とオーストラリア産が5割ずつ(50%)分け合う形になっている。
今、輸入が解禁されたとして、ここに米国産が入り込む余地があるか疑わしい。

絶対的な消費量の提示もなく、よく言えるなと思った。
米国産の輸入停止後、日本産やオーストラリア産で補う形でやりくりしているが、米国からの輸入量全て補っているのではなく、食べることを控えると言う選択肢もある。
よって、牛肉の消費量は確実に落ちている。

まだ不安材料は残っているが、解禁される事により、消費量は(停止措置前までには戻らないだろうが)増える。

アプリケーションなどの紹介記事とかで「以前バージョンと比べて、○●%高速になりました。」と言う謳い文句はあるが、大抵の場合は以前のバージョンのこういう条件と比べてと言う絶対的な値を指し示す情報が但し書きとして載っている事が多い。

その辺りの絶対的な値を抜きにして、百分率のみで会話を進めるのは、意図的な情報操作ですか?
数字のマジック。