今年のDDR2不振の根底

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/02/news090.html (ITmedia)
DDR2が不振って、そりゃー大量出荷が期待出来るデスクトップ向けに、対応した製品がほとんど無かった=利益の見込めない事しか無いでしょう。
需要が無ければ、供給しても仕方がない。
この流れが変わって来たのは、PentiumDが登場し始めた今年の半ば辺りから。
PentiumDを使うには、DDR2専用チップセットi945/i955を使用する必要がある(但し、i915XはDDR/DDR2兼用)為、当然需要も伸びる。
DDR2メモリの価格もこの時期を境に大きく下落を始めている。


逆にノートPC向けが、トップなのは分かる。
メーカーがノートPCを設計する段階で、バッテリー駆動時間と言う物差しがついて回る。
DDR2はDDRよりも省電力に長けている事に加えて、intelが早い段階でDDR2専用のチップセット(Alviso)を提供し始めた。
Baniasでの製品は出尽くしてしまったし、新コアのDothanを有効に使うには、Alvisoを利用する必要が出てくるから、必然的にDDR2メモリを使う羽目になる=需要がある。
(今年に発売したノートPCの大半は、AlvisoでDDR2メモリが搭載されている)

つまりは、殆どintelがコントロールしているって事だ(笑)