DDRとかのメモリを見るとPC2100/PC2700/PC3200と言う表記をよく見かける。
これはDDR-SDRAMの規格で、最大のデータ転送速度を表している。
PC2100は2.1GB/s、PC2700は2.7GB/s、PC3200は3.2GB/sとなっている。
それとは別に、DDR266/DDR333/DDR400と言う表記法もある。
こちらは、メモリのクロック周波数(いわゆるFSB)に合うメモリという形で表されている。
DDR266は266MHz、DDR333は333MHz、DDR400は400MHzとなる。
前者はメモリの規格表記に多く見られ、後者はCPUのFSB表記に多く見られる。
これに関しては、少し悩める相談が来たのでご紹介。
「とあるCPUに合うメモリを買いたいけど、どれを買えばいいの?」
って、相談を受けた。
メモリは前者表記で、CPUのFSBは後者表記なので、全然互換性がない様に見えちゃうと言う事らしい。
そんな時に、便利な豆知識。
FSBの値に8を乗じた答えに近い値のメモリ規格を買えばいい。
FSB | FSB x 8 | PC規格 |
---|---|---|
266 | 2128 | PC2100 |
333 | 2664 | PC2700 |
400 | 3200 | PC3200 |
これらの法則は、上位規格のDDR2でも通用する。
FSBが533MHzのCPUに合うメモリを買いたいなら、553MHz x 8 = 4424 となり、この値に最も近い、DDR2-PC4400を購入すればOKとなる。