恐ろしく短期間で作り上げたPSP

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0412/14/news057.html
流石は、家電製品メーカーらしい開発手法ですな。
実際に実機(エミュレータ含)で開発出来た期間が2〜3ヶ月とは……。
デベロッパーを泣かせてますよ。
リッジ以外のゲームが微妙な作り(特に3D系)になってしまっているのは、この辺も影響しているかもしれないですね。
(リッジレーサーズクラスの描画が出来るのであれば、MGS1なぞ余裕でしょうに…。)


はっきり言うと、ハードを作ってしまえば終わりである家電製品とは異なり、ゲーム機の場合はソフトが無ければハードは只の箱である。
パソコン業界では「ハードはソフトが無ければ只の箱」「ソフトはハードがなければ只の紙」何て事を言われているが、ゲーム業界では前者の「ハードはソフトがなければ只の箱」がかなり重要と思う。
(PS2と張り合うだけの性能を十分に持つドリームキャストが衰退した理由の一つに、ソフトが普及しなかった事があると考えている。)
良いソフトを揃えなければ、台数を増やす事は不可能と言う事である。
そう言う意味では、ゲーム機を作るメーカーは、デベロッパーに前もって開発環境を整えてあげる義務がある。


今、SCEIPS3を始め、任天堂のレボリューションやMSのXBox2など次世代のゲーム機の開発が着々と進んでいると思われる。
レボリューションやXBox2に関しては、デベロッパーに向けて続々と情報を提供してるが、PS3は、まだまだ不明瞭な点が多い。


現状のような開発手法を用いていると、PS3が失敗する確率は高まるような気がする。